進撃の巨人 第23巻

進撃の巨人 第23巻のご紹介

進撃の巨人 第23巻のご紹介

 

 

商品の説明

内容紹介

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。

 

「獣の巨人」達との戦いの末、地下室に辿り着いたエレン達。そこで彼らは、グリシャの遺した本と記憶により、グリシャの生い立ちや壁内にやってきた真の目的を知る。そこから明らかになったのは、エレン達が相手にしているのは、これまで戦ってきた巨人よりもさらに巨大な「世界」そのものだという事実。壁の向こうに自由が無いこと、海の向こうには敵が待ち受けていることを知ったエレン達の行く末は……。

 

 

発売日

2017年8月9日

 

ISBN

ISBN-10: 406510100X
ISBN-13: 978-4065101001

 

出版社

講談社

 

ページ数

192ページ

 

進撃の巨人 第23巻の感想

裏切り者ライナーの思いと過去‥

 

Season 2の放送も終わり、エレン渾身の「この裏切り者がぁぁぁー!!!!」を聞いた後では、マーレ側の話にあまり気持ちが乗らないかな‥と、期待半分で読み始めたのですが、なかなかどうして、読み応えありました。
鎧の巨人を継承するまでのライナーの思い、壁の中での"兵士"としての日々、マーレに戻ってからのライナーの葛藤‥
エルディア人に産まれたというだけで罪なのか、壁の中のエルディア人は本当に悪魔なのか、、
物語はどんどん重層的になっていきます。このまま最後まで突っ走って欲しいです!
ちょっとネタバレですが、マーレ側の、エルディア人の戦闘での使い方、残酷ですね‥
空からあれを投下するなんて、、つまり、マーレはエルディア人を人間だと思っていないんです。
そんな状況で、家族を、自分を、大切なものを守るために、マーレに忠誠を誓い戦士となった、ライナーのようなエルディア人たち‥
エレンたちと、立場は違えど、その思いのありようは、同じだと思います。
いつか、彼らが立場の違いを超えて分かり合える日が来るのか‥
期待しています。

 

Amazonレビューより引用

 

 

鏡写しの世界

 

鮮やかな正義と悪の逆転劇、第二幕の開催!……とはならない。
思えばエレンを主役とした壁内部のストーリーは、どこか寓話的であった。
食欲という生存本能ですらなく、ただひたすら”人を殺すため”だけに巨人が人を食う地獄。何とか人の形を保ちつつも醜く肥大したそれには知性も感情も無い。巨人は兵器だ。このような有害を「駆逐する!」と叫ぶ主人公は絶対正義であるし、そこに疑問を挟む余地はないだろう。
地獄の中で翼の紋章を背に負った少年少女が、立体起動なる人の手で作り出された翼を操り巨人に立ち向かう英雄譚。悲惨で残酷な世界には違いが、そこにある種のロマンティシズムが存在する。
命を燃やすように戦う彼らは気高く美しい。
そこから物語は、彼らの正義や倫理が雲行きが怪しくなる展開(実は巨人の正体は○○でしたetc)へと続く。それでもなお、生きる為に、(本当にあるかどうかも分からない)自由を手にする為に、膨大な敵と我々は戦わなくてはならないという行動原理でもって彼らは進撃する。
たとえ彼らに正義が無くとも、もう足を止めるわけにはいかないのだ。
そして念願の海辺に立ち、敵となる世界の膨大さに呆然とする。エレンも我々も。
そこから場面切り替わり、描かれる壁の外の世界の醜さや歪な正義には初めからどこか違和感や生々しさがある。便衣兵、国際法……我々の住む世界で聞いたことのある言葉。被害者の傷が癒されるまで加害者は頭を垂れ続けなければならない……聞いたことがある理屈。この世界のどこかで今も起っている生臭い殴り合いと生存戦略と恨みの話になる。そこにロマンティックは欠片も無い。
丸腰のか弱い少女が投降を装って云々などは、その象徴だ。
新章の中心人物、ガビの強さや無邪気さは壁の中の世界のエレンを鏡写しつつもカリカチュアライズしたような姿だ。
私は進撃の巨人の世界を見ていた。壁内の人類を見ていた。
そして壁の外の世界に物語が以降した時、私はガビ達の無邪気さを見せ付けられ、見られる側になった。
ガビの無邪気で純粋な無知は以前の私であり、壁の中の人類だ。正義と悪が逆転したのではない。見る側と見られる側が逆転したのだ。
私は井戸の中を見つめていたつもりだったのに、今は井戸の中から無邪気な笑顔で見つめられている。
ライナーが語る島に篭ったエルディア人がどんな悪人だったかを語るシーンは痛切である。ガビ達含む多くの囚われのエルディア人には伝わらないとだろう予感を含めて。

……進撃のスクールカースト(嘘予告)が無いとちょっともう一息付けないです、ハイ。

 

Amazonレビューより引用

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